【第2回】自宅の売却を決めたときの具体的なステップ

住宅ローンが返済できなくなったり、離婚などにより自宅を処分することになった場合、まず何をすればよいでしょうか?

今回は自宅の売却を決めたときの具体的なステップを説明します。

 

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ステップ①まずは自宅の現在の価値を確認

まず初めに、自宅の価値、つまり今売却した場合の売却代金を確認しましょう。

ローン残高が自宅の価額を上回る、いわゆるオーバーローンになっている場合は一括返済の資金(ローン残高-売却代金)を確保する必要があるため、まずは自宅を査定し価額を知ることが重要です。

不動産会社に依頼すると、近隣相場や内見結果を踏まえて1~2週間ほどで査定結果を教えてくれます。

また簡易的な方法として、自宅の住所を入力するだけで概算ですが価額を算出してくれるサイトもあります(ご参考:不動産自価ネットhttp://www.rejn.jp/)。

いずれも無料でできるため、まずは査定をしてみましょう。

 

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ステップ②債権者(金融機関)に相談

 査定の結果、自宅の売却代金だけでローンを一括返済できる場合は、査定結果をもって債権者の銀行に相談しましょう。売却代金で一括返済することで同意を得ます。

 一方、自宅の売却代金、あるいは手持ち資金を加えても一括返済できない場合はローンが残ってしまうため、返済方法について金融機関と交渉する必要があります。

金融機関との交渉や調整をご本人が行うのが難しい場合に、不動産会社では金融機関との交渉や調整まで行うことができません。弁護士など代理人として交渉できる専門家に任せるのが安心です。

 

 

ステップ③売却

 金融機関の同意が得られたら、買主を探して実際に売却します。

通常は、売却と金融機関への返済を同時に行います。もしも、買主も銀行からローンを借りて購入する場合は、買主側のローンの実行も同時に行われます。

これらの手続きも、専門家にチェックを任せれば安心です。

 

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まとめ ポイントはなるべく早く動くこと

不動産の価額は時間の経過とともに下がっていきます。またローンを滞納している場合、放っておくといつ競売にかけられるかわかりません。

ローン返済のため自宅を売却することを決めたら、すぐに行動に移すことが肝要です。

 

 

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