【第5回】競売開始決定通知書が届いた時の対応

ローンの支払いが延滞し、債権者から競売開始決定の通知が届いてしまったら、すぐに専門家にご相談ください。素早く任意売却先を見つけることで、競売を取り下げられる可能性があります。

 

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1 競売と任意売却のちがい

住宅ローンが払えなくなり競売にかけられると、一般的に市場より安値で売られる傾向があります。

一般の不動産市場ではより広く買い手先を募集し、購入希望者との相対交渉で最終的な価格が決まりますが、競売の場合「いつまでに売る」という時間制限がつきます。

競売は裁判所の手続きですので、市場価格より相当低くても、期限内に入札があった中で最も高値の希望者に売却しなければならず、また落札後に売買価格や引渡し時期を交渉する余地がありません。

 

 

 

2 競売開始決定されても任意売却できる

競売になると上記のような制約があるため、まずは競売による処分を回避することが重要です。

しかし、競売通知が届いたとしても、競売開始決定の後に、裁判所の手続きとして物件の現況調査や評価書の作成などが行われるため、実際の入札までおよそ半年間かかります。

その間に任意売却先を見つけて、債権者と直接交渉し、競売を取り下げてもらうことができるのです。

 

 

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3 スピード解決のためにはプロに相談

競売入札まで時間があるといっても、不動産に不慣れな債務者ご自身で期限までに売却先を見つけるのは至難の業です。

債権者は一刻も早く債権を回収したいと思っていますので、納得するような価格や条件の買い手を探し、交渉する必要があります。

不動産の知識や交渉スキルが求められますので、弁護士など任意売却の専門家に相談するのがよいでしょう。

 

 

 

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