住宅ローンが返済できなくなって、自宅が競売になった場合、もう自宅を諦めなければならいでしょうか?
今回は自宅が競売になった際の対応について説明します。
1 競売の取下げ方法
競売取下げ方法は、競売を申立てた債権者が裁判所に「取下書」を提出するだけです。費用は、1物件につき1,000円です。
しかし、債権者が、競売を取下げるためには、返済方法について債権者の了解を得ることなどが必要になります。
2 債権者側の事情
債権者が競売を申立てる場合に、裁判所に予納金を納めます。東京地裁の場合は、60~200万円が必要です。
競売の手続きが進むと、この費用が使われます。費用の使途は、裁判所による手続きや、執行官による現況調査費用、評価人による評価費用などに充てられます。
これらは、実際に手続きが進んでいくことにより発生しますから、手続きがあまり進んでいない段階で早く取下げした方が、債権者の負担は軽く、取下げしやすいと考えられます。
なお、入札後には、誰かが入札すると、取下げには、入札した方の同意を得る必要がありますから、取下げは困難になります。
3 取下げに成功した事例
詳しくは、成功事例http://succest.jp/blog/category/をご覧いただきたいのですが、
・任意売却について金融機関の同意を得た
・返済方法について金融機関と交渉した
・債務者の状況について金融機関に説明して納得してもらった
など、弁護士の交渉によって競売取下げに成功しております。
競売通知が届いても慌てずに、まずは法律の専門家である弁護士に相談してください。
まとめ ポイントはなるべく早く動くこと
ローンを滞納している場合、放っておくといつ競売にかけられるかわかりません。また、競売申立後も、早く対処すれば取下げに成功する可能性があります。
ローン返済にお困りになったら、すぐに弁護士に相談することが肝要です。
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